2023年11月14日(火)に行われた愛知県数学教育研究会高等学校部会研究大会@ウインクあいちに参加してきました!
教育学部ってなんだか高校の数学教育現場との繋がりが薄めなイメージでしたが,本学のOBも多数参加していたようです。
当日は,「対数の指導について(計算尺の可能性)」,「場合わけを用いない絶対値を含む方程式・不等式」,「塩山の稜線について」の3つの実践報告から学ばせていただきました。
個人的には「計算尺」に初めて触れて感銘を受けております。
県内の高校の先生で一緒に研究したい方をどしどしお待ちしております。
義務段階の研究会との違いは,自分自身の数学力の向上に直接的につながっている実感を伴う点でしょうか。
How to に寄りがちな義務段階の数学教育実践も,数学本来の面白さを大切にしていくと,よりよい教育につながるのかなと再認識させていただけました。
懸念点を挙げるとすれば「研究会への参加の自主性」という点でしょうか。
例えば,初任者は参加必須の会だったようですが,そこにどれだけの教育効果が見込めるのかは真剣に考える必要があります。
嫌々参加した会で思いがけない学びがあった!ということも往々にしてありますが,やはり目的意識を持って主体的に参加せねば学びは深まらない気がします。
「課題って出さなくていいんだって〜!」と喜んでいた初任者の先生に出会いましたが,どうか指導助言者の発言の真意をしっかりと汲み取っていただきたいと切に願うばかりです。
いついかなるときも生徒のための数学教育であるという点が重要ではないでしょうか?(自戒をこめて)