第4回ゼミ

学部3年生の第4回ゼミを行いました。

今回は「Comparative Mathematics Education」のセクションから「European Mathematics Curricula and Classroom practices」と「Classroom Culture and Mathematics Learning」の発表を行なっていただきました。

国際比較研究の意義は多岐に渡りますが,個人的には他国との比較を通して自国の特徴・輪郭を浮き彫りにする楽しさを味わって欲しいと思っています。発表では活発な質疑も見られましたし,文脈に合わせた「Classroom」の訳出が話題になるなど,期待以上の視点を持って取り組んでくれています。

本学には「数学教育(学)」を専門とする研究者が5名おりますので,「理論の深みを学ぶ」や「日本だけでなく世界に視野を広げる」という点にこだわることで石川ゼミの特色を出していければと思います。5名いるといっても,セオリティカルな研究を志向する方,現場の運営や授業改善を志向する方など様々です。分野で一括りにするのではなく,各研究者の特徴を掴んだ上で学生には学んでほしいと思います。

私が研究者としてまだまだ若手なこともありますが,伝統を学ぶだけでなく,その時代の最新のトレンドを「世界」の視点から取り入れられるゼミ運営ができれば嬉しいです。そのためには私も幅広く情報を集める必要があります。なんとか頑張っていきたいところ。。。