11月21日（火）に３年生セミナーを開催しました。
当日は，「数学教育における論理教育」に関してのプレゼンを行なっていただきました。
今年度の課題図書では一段難しい部分だったのですが，当初の想定通り，なかなか議論が進まずに悪戦苦闘している様子でした。
論理を支える「命題論理」や「述語論理」は表面をなぞっても理解できるようなものではないので，その準備を含めよりレベルアップした発表ができると良いなと感じています。
最近の学部教育でどの程度，真理表や推論規則を使いこなす練習の場があるのかはわかりませんが，「３つ同じ大きさの辺・角を探せば合同が証明できる」のような表面的な理解に基づいた指導ではなく，「なぜそれで証明ができるのか」に着目したより深い理解に基づく指導を具現するためには，学部時代にどれだけもがいたのかが重要なんだろうなとゼミ生を見ていて感じました。