第6回ゼミを開催しました!

7月5日(金)にゼミを開催しました。

本日は「数学の美的性質」と「ナンバーセンス」の2つの発表がありました。

前者については,宮城教育大学の花園先生の学位論文を読み解く活動を行いました。
美学者の哲学観や規範的な側面を私が存じ上げないので,なかなかに難しい議論となりました。ゼミ生のアイデアも洗練されてきていてよかったですし,「客観性は集団的合意で担保されるのか?」という私からの問いかけにもうまく対応していただけたようで何より。基本的に実在論的な立場に立たざるを得ないのでしょうか・・・私はどちらかといえば唯名論者なので苦労苦労苦労・・・笑

後者については,Stanislas Deheaneの「The Number Sense」を読み解いてもらっています。いずれはサビタイジング研究やメタファー研究と繋げていただく予定ですが,まずは読みやすい洋書から読んでもらっています。この本は教養としてはめちゃくちゃ面白いですね。思わず「へ〜」と呟くことがたくさん登場します。

3年生も2名ほど見学に来ていただきました。
内容が難しかったので,ほとんど対応できていませんが自分に合った研究室を見つけていただければと思います。
さて,私ももう一仕事をば。