今回は「数学B:数学的帰納法」をテーマに実施されました!
附属学校の紀要に掲載予定の実践を参観することになり,これまでの授業とは少し違う雰囲気を感じることができました。学生にとっては,刺激的だったはずです!
数学的帰納法では,「n=1」において命題が成立することを示し,「n=kの成立を仮定したとき,n=k+1が成立すること」と合わせて命題を証明していきますが,本時ではこの順序を逆にして指導が展開されていました。
その成果については,今後統制群との比較分析を行う必要がありますが,生徒の様子を見る限りではそれなりの効果が見込めそうです。私は共同研究者でもなんでもないので普段の生徒の様子を知りませんが,お互いの考えを評価したり,納得して笑顔が溢れたりする生徒の姿が印象的でした。
教育研究としてみれば手法はまだ荒削りなものの,附属学校の教員が積極的に実践を論文化しようとする試みには賛同します。協議会では,研究手法について少しだけアドバイスさせていただきましたが,その知見が少しでも分析に生きてこれば嬉しいですね!