第54回愛知教育大学数学教育学会研究大会@愛知教育大学

12月9日(土)に第54回愛知教育大学数学教育学会が開催されました.

私は,第3分科会の助言者として「三角比の授業実践について(数学Ⅰ)」,「リレー・塩山の授業実践について(数学活用)」,「y=ax^2の授業実践について」の3本の研究発表にコメントさせていただきました.

いずれも提案性に富んでいて学び大きものとなりました.
一方で,質疑の時間に「シーン」となってしまうことも多かったです.

質問が出ないのは,「質問するほどのことがない」,「内容が難しすぎる」のどちらかだと学部時代のお師匠さんから教わっていましたが,発表者の先生方的にはどう感じたのか気になります.
せっかく発表したので,奇譚のないご意見はいただきたいですよね.
(我々教師は,普段児童・生徒に「積極的に発言しよう!」と指導するわけですから,まずは自分から・・・です.私のような若造が指摘しても「生意気だ!」で一掃されてしまうでしょうか.)

また,若手の先生の比率がやはり少ないのが気になります.
どこの研究会にお呼ばれして伺っても同じことを感じます.

参加する価値のないものだと思われているのでしょうか.単に,余暇の時間を大切にされているだけでしょうか.前者であれば,開催側の一人としてなんとかより良い学会にしていきたいと思います.

「極力教師の負担を減らそう!」という世の風潮にあって,本当に必要なものは何かが改めて問われています.私が学校現場で働いていたころは,「学会や研究会で学ぶことが当たり前」だと感じていましたが,こんな考えを持つ人は稀で時代に争っているのでしょうか.笑

兎にも角にも,現場の先生方の素朴な意見は常に伺いたいと考えています.
最近は高校関係者との付き合いが多くなってきた気がしていますが,小〜高校全ての学校種に対応可能です.
校内研修や研究会の講師としてぜひお声がけいただけますと幸いです.