貴重な経験

今学期,「初等算数科教育法」の講義をドイツからの留学生とマンツーマンで実施しています。シラバスを見て,自ら興味を持って訪ねてきてくれた学生です。

当初は,日本人学生との共同作業を通じて,共に授業づくりを経験してもらおうと考えていました。しかし,日本人学生たちの「英語に対する気後れ」が予想以上に強く,結果として毎週1対1で向き合うことになりました。教員としては,こうした貴重な交流の機会こそ学生たちに活かしてほしいと願うばかりです。私自身も英語は話せないですが、なんとか対話を重ねる日々です(笑)。

完全ボランティアでの実施ではありますが,そこから得るものは非常に大きいと感じています。私の拙い英語に一生懸命耳を傾けてくれる彼の姿勢には,感謝しかありません。

先ほどまで行っていた講義のテーマは「板書計画」でした。ドイツの教科書をベースに検討を進めていますが,文化的な教育観の違いは想像以上に大きく,日本式の指導案をどう構築するか,共に頭を悩ませています。こうした経験こそが「日本がスタンダードではない」という,真の意味での多文化理解につながるのだと実感しています。

自分自身も小さく縮こまることなく,引き続きアクティブに,この「協働的な学び」に励んでいきたいです。