第10回附属高校授業研究会(2025. 2. 7)

この研究会も年度10回目を迎えました.
都合上,1日に何時間も開催してやっと到達した数字ですが,協力校の拡大や参加希望者の増加があれば,もっともっと発展させることも可能な会になってきたように感じています.

今回は「数学A:ユークリッドの互除法」の授業でした.
厳密な証明を扱わない分,操作的に扱うことになる単元ですが,生徒に課題意識を感じさせ,それを自ら解決していけるような足場設計が素晴らしかったです.個人的には,全10回の中で一番良い授業だったように感じています.

生徒の表情も明るく,今後,彼ら彼女らの中に意味のある概念として定着していく気がします.
参加した3名の学生も感じることが多かったのではないでしょうか.

さて,来年度からの新プロジェクトの構想も始まりました.
ズバリ,県内の小中高の若手教員主体の授業研究コミュニティの構築です.
各地区にて実施されている「実践報告形式」の研究会ではなく,学校種横断的な協議を通して,日々の授業力を向上させるとともに,豊かな教材研究力を育成することを目指した小規模団体活動(学術性を意識した授業研究活動)です.

大学教員(石川)が積極的に関与することで,全国学術誌への投稿も定期的に行います.
これからの算数・数学教育を牽引していきたい方,所属地区の研究会が権威的でどこか疎外感を感じている,偉い先生のお話を聞くだけではなく自分の実践をみんなでフラットに議論したい!!・・・等々,様々な先生がいらっしゃると存じます.ご関心があれば,遠慮なくご連絡をいただけますと幸いです.