4年:前期 第3回ゼミ

本日は,「小集団における数学的理解過程」についての発表が行われました。
グループワークはよく行われる学習形態なだけに,現場にでてからの実践にすぐ応用できそうなテーマです。

まだ先行研究のレビューの段階なので,自分の意見というのはなかなか出てこないようですが,今回も先行研究の主張を「正しく解釈する」ということに苦戦していました。難しいですよね。これ。

1本の論文を読んでいても,そこで活用される理論的枠組みは複数の知見を組み合わせてできているわけですので,元々の論文が引用している先行研究にまで遡って内容を精査する必要があります。我々が査読を行う際のプロセスに似ている気がします。

今回も,質疑を行う中でその事実に気づいたようです。「なんとなく分かった」のモゾモゾ感を体感していただいて「完全に分かった」へと進化していって欲しいです。