10月31日(火)に第2回3年生セミナーを開催しました。
発表者は「学校数学における解析の内容について」をテーマとしプレゼンをしてくれました。
個人的には学生が思い込んでいる「数学教育研究では”教え方”を学ぶ」や「数学ができなくても数学教育はできる」という風潮を変えたいと思っているので,基本的には数学の内容学的な視点からの指摘・質問をメインにセミナーを進行しています。
※ ゼミ生同士の質疑はその限りではありません。
今回は,解析学がテーマでありつつも,解析的な内容はあまりなく代数的な内容等が登場していました。
「背理法」が一つの話題となったので,ゼミ生の皆さんにも実際に問題にチャレンジしていただきましたが,背景に潜む論理法則の理解(排中律)等々に関する内容の理解が不十分であるように見受けられました。
「古典論理をしっかり勉強しなさい」というのは酷かもしれませんが,当たり前に考えてきたロジックそのものにダウトをかける習慣を身につけていただきたいなと考えています。